研究室の概要

理学と工学の接点としての制御理論の開発
 本研究室では『非線形システム』『むだ時間』『ネットワーク』をキーワードに、非線形制御理論を中心とした制御理論の開発とその応用に関する研究を行っています。
 多数のシステムが相互結合されることにより生じる興味深い振る舞いは、自然科学だけでなく広範な分野で研究がなされています。我々の身のまわりをみても、様々なものがインターネットを介して世界中と結びつき、情報を交換しています。
 このように多数のシステムが結合され、ネットワークを構成することで形成される巨大な複雑システムの解析・制御について、応用数学や応用物理などの理学的知見と従来の制御工学の知見を融合し、新たなシステムの解析・制御手法の開発を試みています。さらに、その応用として群車両や群ドローンの協調制御などの実験も行っています。
 

 

主な研究テーマ

1.むだ時間非線形システムに対する制御系設計法の開発

2.IoT実現に向けたネットワーク化制御系の制御における諸問題の理論的解決

3.遅延結合を用いたカオス同期及び先行同期の理論解析とその制御工学への応用                               (Prof.Nijmeijer:Eindhoven Univ.of Tech;NL, Dr.Huijberts:Queen Mary Univ.of London;UK)との共同研究

4.群ロボットのフォーメーション制御実現のための理論とその実験的検証

5.非線形を有する機械システムに対する制御手法の開発とその実験による検証


制御工学研究室の歩み

・東京都立大学工学部機械工学科制御工学講座設置(富成㐮教授)

・1991年4月 大学移転に伴い新設された精密機械工学科所属(知能システム工学講座制御工学研究室) スタッフ:渡辺敦教授,川田誠一助教授,鈴木登助手,岩田義明助手

・2000年3月 渡邊敦教授停年退職
・2000年4月 川田誠一教授昇任, スタッフ:川田誠一教授, 小口俊樹講師

・2005年4月 首都大学東京開学に伴い、都市教養学部都市教養学科理工学系機械工学コース所属 スタッフ:小口俊樹准教授)

・2008年4月 東京都立大学の最終学年卒業、首都大学第一期生の研究室受け入れに伴い、「制御システム研究室」へ改称

・2011年3月 東京都立大学閉学

・2018年4月 学部再編により、理工学系機械工学コースとシステムデザイン学部知能機械システムコース他が統合し、新たなシステムデザイン        学部機械システム工学科として再編される。「制御工学研究室」へ改称

・2020年4月 大学名が東京都立大学へ改称

・2023年9月 日野キャンパス6号館完成により,日野キャンパスへ移転